浜辺の診療所 内科・老年内科・呼吸器・アレルギー・心療内科

電話番号:0465-64-1600

よくある質問

よくある質問

一般の人(町民や市民)は受診できますか?
浜辺の診療所は、施設入居者・利用者の対応がメインの医療機関ですか?
当診療所は、通常の病院や医院(クリニック)と同じです。
特養施設に隣接しているためか、上記の質問をよく受けます。
診療所の対象は、すべての住民(施設入居者・利用者を含む)の方々です。
受診について――認知症、小児アレルギー、中学生などは受診できますか?
診療科目は内科、老年内科、呼吸器、アレルギー、心療内科です。
  • 認知症(疑いを含む)はおいでください。対応いたします。
  • 小学生までの小児アレルギー(喘息、皮膚炎、鼻炎、食餌アレルギーなど)は、小児科を受診してください。
  • 一般的には中学生までが小児科、高校生からが内科担当ですが、中学生からは対応可能です。
体調不良があるときは、まずおいでください。
成人の場合、体調不良があって受診されたとき、内科の診療所(クリニック・開業医)で解決できるのは8割前後です。残りの2割は一般外科、脳外科、婦人科、整形外科、皮膚科、精神科、ガンセンター病院などでの治療が必要になります。
その場合は"紹介状"を作成し、受診する医療機関をご紹介いたします。
アレルギー性鼻炎や結膜炎(花粉症)での受診は可能ですか?
可能です。
高齢者に対する肺炎球菌ワクチンは2種類あると聞きました。
どちらも必要ですか?
肺炎球菌ワクチンは1988年に登場し、最近はテレビCM広報でもおなじみになったワクチン(ニューモバックスNP)と、2014年から65歳以上の高齢者にも保険適応となったワクチン(プレベナー13)があります。

ニューモバックスNPワクチンを接種した場合、その効果は年々薄れていきます。
ですから効果が期待できなくなるとされる4~5年ごとに追加接種する必要があります。
仮に肺炎球菌感染症になった場合、免疫システムはワクチン効果を覚えておらず、病原体を駆逐する細胞性免疫は誘導されません。

一方のプレベナー13は、仮に肺炎球菌感染症になった場合、免疫システムはワクチン作用を覚えていることから、感染症拡大を防ぐ効果が期待されます。
当診療所の場合、プレベナー13の接種希望で来院された方には、既往歴や年齢、一年間のエピソード、寝たきりの有無など生活背景を勘案した上で、やらない理由がみつからないのであれば実施するようにしています。


アメリカでは、①プレベナーを接種し、その半年~1年後にニューモバックスを接種する方法と、②ニューモバックスを接種し、その後一年以上あけてプレベナーを接種する方法が採られており、どちらの接種もしていない例は①から入ります。
とはいえワクチンも、万能ではありません。
「高齢者にプレベナー13を一度接種した場合、同じ型の肺炎球菌による肺炎に対しては45%前後の予防効果があり、有効期間は約4年だった。しかし、す・べ・ての肺炎に対する予防効果は、プレベナー13による有効性が確認されなかった(ワクチンをしてもしなくても、同等に罹る)」とする報告があります。

製造ワクチンは、元の病原体のどの部分を利用しているか、またどれくらい"加工"されたかで、効果が異なってきます。利用している部分が限定的であればあるほど、またタンパク質を含まないほど安全性は増しますが、効果にバラつきが生じます。
ニューモバックスの場合、サヤのかたちをした肺炎球菌の外膜部分を集めて使っており、タンパク質を含みません。病原体の部分利用であり、加工度は低いといえます。
一方のプレベナーは、サヤのかたちをした肺炎球菌の外膜に、無毒性変異ジフテリア毒素を人工的に結合させており、タンパク質を含みます。部分利用ですが、病原体の加工度は大きいといえます。2つのワクチンのちがいは、ここにあります。

"二度罹りなし"を目的として小児に行うワクチンと異なり、肺炎球菌ワクチンの効果は、接種された人の免疫力にも左右されます。
高齢者の方は、主治医と話し合って決めるとよいでしょう。
認知症は進行するばかりで、一度発症したら治らないと聞きました。
それでも治療する意味はあるのでしょうか?
認知症を治療する目的や意味は、少なくとも2つあります。
ひとつは、軽度の段階にある人をみつけ、発症を遅らせる治療を開始することです。
もうひとつは、初期~中期にかけてみられる症状(認知症に付帯するできごと、周辺症状、現在ではBPSDと呼ばれます)をコントロールすることで、負担を減らすことです。
本人の負担もさることながら、家族や近隣住民といった周囲にいる人たちの負担を減らすことに意味があるのです。それができないと家族や近隣住民の精神的・肉体的疲労が募り、やがては認知症患者と距離を置くようになります。じゃま者扱いされるようになった患者は、もとより自活が困難な状態でしたから、ますます孤立していきます。


認知症はたしかに進行性です。終末像には寝たきりがあり、大脳機能が広汎に障害された状態もあります。これらを直結させたのが、認知症イコール治療不要といった解釈でしょう。けれどもそれは、あまりに乱暴な解釈です。

認知症の過半数を占めるアルツハイマー型認知症ですと、いくつかの段階(病期)があります。最初は軽度認知障害と呼ばれる時期があり、次に初期症状が認められる時期があり、そのうち中等度に障害された時期を経て、高度に進んだ時期へと移行します。

軽度認知障害は、じっと思い出そうとしても最後まで思い出せない状態が典型です。
初期の段階に移行すると、もの忘れが進むほか、もの盗られ妄想や作り話、また興味が薄れたり終日ボーっとしていたりといった症状が出てきます。「また失敗したでしょ」「このごろどうしたの?」といった指摘を受けて、ついいいわけする行為が出てしまいます。
中等度の段階に進むと、あばれたり徘徊したり、ひとりで食事や着替えができなくなったりします。本人が混乱するとともに、周囲の人もお手上げ状態になるのがこの時期です。不適切な場所での排泄や、便いじり(不潔行為)といった症状もよくあります。
そして高度に進んだ時期では、親しかった人の顔がわからなくなり、そのうち表情に起伏がなくなったり、食べられなくなったりします。
寝たきりになることで、症状はさらに進みます。

時間の流れが遅く、周囲もあくせくしないような生きかたをしている地域では、もの忘れが進んだ認知症患者でもゆったり生きられるといいます。きびしく非難することなく、叱責せず、凹まさない環境がいかに大事かを認識させられるエピソードです。
当診療所では、軽度の段階にある人から中期に進行している人に対応いたします。
隣接する特養シーサイド湯河原では、中期から高度に進んでしまった人に対応しています。
先発医薬品と後発医薬品(ジェネリック医薬品)は、同じですか? 
安いぶん効かないということはありませんか?
先発医薬品と後発医薬品は有効成分の種類と量が共通していますから、安いぶん効かないということはありません。
ただ薬品には有効成分以外の物質(緩衝剤、コーティング剤、持続性をもたせるための添加物など)も含まれますので、まったく同じ製品とはいえません。
有効成分以外の物質が異なっていることから、先発医薬品と較べて持続時間が異なったり、合わない成分による副症状が出たりすることがあります。
そのような場合は主治医と相談し、先発医薬品を指定してもらう方法があります。

別の後発医薬品にチェンジしてもらうのも手ですが、実際には難しいと聞きます。院外薬局でも院内薬局でも、同じ有効成分を持つ薬剤を複数用意しているケースは少ないからです。
たとえば、ある先発医薬品Aに対して、後発医薬品P、Q、R、Sがあるとすれば、Pのみとか、Qのみとか、AとRだけ用意されているという薬局が一般的です。

当診療所には院内薬局があります。常備している医薬品は、有効性と信頼性をもとに、先発医薬品と後発医薬品を随時比較検討し、選定しています。
先発医薬品を複数希望される方には、院外処方箋を発行しております。
ご遠慮なくお申し出ください。
食べ物によっては、まぶたが腫れたり息苦しくなったり全身がかゆくなります。
医療機関を受診して検査したところ、アレルギーの原因がわからないといわれました。
今後気をつけることはありますか?
気をつけることは、さしあたり3つあります。
まずアレルギー反応は、原因と接触してから急激に起こるタイプ(数分~数十分以内に生ずる即時型アレルギー)か、そうでないかを医療機関で区別してもらうことです。

次にアレルゲンを調べてもらって避けることが大事ですが、むずかしい場合は、スイッチオンになっても反応が起きにくくなる薬剤(抗アレルギー薬)を服用するとよいでしょう。
また、急激に起きる反応に対する薬剤を常備・携帯しておくことも大事です。
緊急扱いで服用する薬剤のほか、最近では急激な反応に対する自己注射用補助治療剤エピペンも可能になりました。
ただしエピペンは、医療側にも使用者側にも使用上の留意点がいくつかあります。また使用した場合は、そのあと継続医療が必須です。すみやかに医療機関を受診してください。
なお当診療所は、エピペン処方と、投与後対応が可能な医療施設です。

最後に、急激なアレルギー反応が起きる可能性がある体質であることを、周囲の人に知っておいてもらうとよいでしょう。
生活のオンとオフをしっかりつけ、疲れやストレスを溜めないための体調管理や、アレルゲンがはびこらない環境に整えるといった環境管理も大事です。


アレルギー反応とは、本来からだに有益をもたらす免疫システムが働くことで、逆にからだに弊害をもたらす反応をいいます。
反応を起こす物質はアレルゲンと呼ばれますが、調べることでアレルゲンが判明するとは限りません。証明されない場合や、物理アレルギー(寒暖差や荷重物負荷など)のように、アレルゲンが関与しない反応もあるためです。

アレルゲンによるアレルギー反応をイメージするには、スイッチオン・メカニズムがよいです。体の粘膜や皮膚には、アレルゲンと結びついてスイッチオン状態になると、細胞内に蓄えた生理活性物質(ヒスタミンが代表)を一気に放出する細胞があり、肥満細胞と呼ばれます。肥満体や脂肪細胞とは関係なく、細胞内に生理活性物質をぎゅうぎゅうに詰め込んでいるためこの名があります。
粘膜や皮膚にあふれた生理活性物質は、血管壁にある孔を大きく開く作用があるため、血管内水分が血管外に漏出します。それにより部分的な浮腫みが起きますが、生理活性物質が全身にめぐることで漏出が増し、血管内の容積が大量に減少することで血圧が保持できなくなります。これが虚脱状態つまりショックです。気道粘膜の浮腫による呼吸困難や、意識消失が起きることもある危険な状態といえます。
大量のアレルゲンにさらされると危険ですが、ごく微量でも強い反応が起きることがあるのもアレルギーの特徴です。体質が関与するといわれる所以です。

一方、アレルゲンが関係していなくても、結果的にスイッチオン状態になることがあります。
またスイッチオンは起きていない(アレルギー反応なし)のに、生理活性物質が含まれている食材を食べることで症状が起きることもあります。
こうした食材によるスイッチオンは、疲れているなど生体の条件がよくないときに起きやすいようです。
さらにそれ自体はアレルゲンと呼べないものの、あるタンパクと結びついて反応を起こすパターンもあります。

アレルギーはたとえば花粉のように、本来なら有害ではない物質が引き起こす反応ですが、アレルギー反応を起こす免疫システムは、神経システムや内分泌システムとも密な連携をとっていることから、心理的要素でアレルギーと同じ現象が生じてしまうこともあります。

なおパッチテストやプリックテスト、さらには経口誘発試験では総体としての体の反応がみられるため、血液による検査よりは有意義です。しかしショックなど、有害症状が出る可能性がありますので、有事に対応できる環境(総合病院など)で行う必要があります。
じん肺とは何ですか?
じん肺とは、粉塵(ふんじん)や細かな粒子を長期にわたって吸い込んだときに生ずる肺の病気をいいます。肺に線維増殖性変化が起こることが多く、進行すると息切れが生じてきます。職業病として古くから知られ、鉱物粉塵によるじん肺(珪肺)が代表です。
石切りや土石を袋詰めするといった鉱物粉塵取り扱い者、トンネル工事や解体、溶接などの職業に従事している人、かつて石綿を扱ったことのある人、石綿を含む建造物を解体する職にあった人や、現在従事している人は、じん肺という病気があることを知っていてください。

肺に到達する粒子は細かく、煙のようにみえる環境が危険です。現在の仕事が上記に該当する場合、防塵マスクの着用やこまめに水をまく(湿潤化)など、吸い込まないための防御が大事になってきます。これら無機粉塵とは別に、じん肺を起こす有機粉塵もあります。

有害粉塵による肺の変化は、きわめてゆっくり進むことから定期的なレントゲン撮影が必要です。そのため事業者(事業主)は、定期的な健診(定期・就業時)を行う責務を負うと、じん肺法に記されています。
じん肺と診断された人は、国から健康管理手帳を交付してもらい、その後の健診や肺ガン健診を無料で受けることができます。

一般健診や特殊健診を希望される場合は、お問い合わせください。
デパス(一般名:エチゾラム)はよくない薬だと知人から言われました。
長年服用しているので心配です。ホントのところはどうなんでしょうか?
デパス(エチゾラム)についての悩みや相談は、いまでもよく受けます。
皆さんがよく口にする理由の大半は、依存性にあります。
デパスが属するベンゾジアゼピン系薬剤の抗不安剤(俗に安定剤)は、多かれ少なかれ離脱症状を起こします。
離脱症状とは、薬剤を急に減らしたときに起こる不快な症状をいいます。落ち着きのなさ、吐き気、イライラ感、頭痛のほか、動悸、緊張、震え、発汗などがあります。

離脱症状という点からみると、デパスは同類の他剤より起きやすい薬といえます。
理由は、作用時間が短いうえ、効果が中~強めだからです。
加えて、服用期間が長かったり、一日の使用量が多かったりすると、離脱症状はさらに起きやすくなります。
つまり、効果が続かないとの理由から一日量が徐々に増え、長きにわたって服用していた方が、さまざまな理由(友人からの指摘が多い)で減量したとき離脱症状に襲われた、というパターンが典型です。その結果、「やっぱりデパスは欠かせない。飲まないと不安で不安で仕方がない」といった依存状態に陥るわけです。

離脱症状や依存性の予防は、作用時間が長い薬剤にシフトしていったり、状態が改善しつつあるうちに別の薬剤に変更していくといった方法がとられます。
離脱症状が出てしまった例では、体が慣れるまで様子をみるか、量調整がしやすい細粒製品に切り替えて緩やかに減量する方法があります。
ともあれ効かないと感じたときは安易に増量するのでなく、主治医に相談しましょう。


すべての薬には、生体のゆがみを立て直す力がそれぞれにあると同時に、副作用もあります。だからでしょうか、ときに薬剤は「よくない薬」と表現されることがあります。
たとえばステロイドは、昔から「よくない薬」といわれてきました。理由は「強いから」であり、「副作用が心配だから」でしょう。
しかしステロイド剤を長期にわたって必要とする病態がいくつかあります。
また、短期集中でステロイドを使わなければ救えない病態もあります。
ステロイド剤を服用している人は、医師が必要と判断したからこそ投与されているのです。
メリットとデメリットを承知した上で医師は投与し、患者さんにも説明して理解を求めているはずです。
疑問があるときはまず主治医に伺い、納得した上で服用するとよいでしょう。
睡眠薬や睡眠導入剤は、長期間投与ができないのでしょうか? 
いくつかの睡眠剤を同時に出してはもらえないでしょうか?
睡眠剤や睡眠導入剤は、依存性や乱用の危険を考慮し、処方についての制約があります。
投与日数は、多くの薬剤が30日以内です。
例外としてニトラゼパム(ベンザリン、ネルボン)とジアゼパム(セルシン、ホリゾン)があり、いずれも90日までが限度です。またゾピクロン(アモバン)、リルマザホン塩酸塩(リスミー)、エチゾラム(デパス)は制限外です。

なお平成26年10月から、3種類以上の睡眠薬を処方した医療機関はペナルティーとして、処方箋にかかる費用を減らされることになりました。
睡眠薬の投与は1種類が原則で、どうしてもという場合でも2種類までが一般的です。

診療時間

午前:8:45~12:00 午後:2:30~6:00

木曜、日曜および祝日は休診します。

所在地

〒259-0312
神奈川県足柄下郡湯河原町吉浜120-5

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