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浜辺の診療室から

ストレスを減らし、きちんと眠ることが大事
(感染拡大とワクチン接種 第5回)
2021年2月

  • 新型コロナウイルス感染症

ウイルスによる感染を受けた場合、

入ってきたウイルス量が少なかったり、

免疫系を作動させる側、つまりわたしたちの“治癒力”が良好な状態にあれば、

自然免疫系がきちんと機能することで、

感染防御が成り立ち、症状は薄れていきます。

一方、わたしたちの“治癒力”が怪しげな問題を抱えていると、

自然免疫系だけでは収束しないため、

強力な免疫系である獲得免疫系が登場することになります。

 

ワクチンによる抗体誘導は、

この獲得免疫系を期待した戦略と思われがちですが……

ワクチン接種のあと、まず動き出すのは自然免疫系です。

さらに、先天的に抗体を生み出すことができない人も

感染症から回復(克服)した事例報告もあるようです。

抗体だけにこだわって、その有無に振り回されていると、

“治る”ための対策や行動様式を見誤る可能性がります。

 

 

ベーシックかつ外来異物に対して破壊的な防衛機能が期待できる点で、

自然免疫系は魅力があり、信頼できます。

ややもすると脆弱化しかねない自然免疫系に再度揺さぶりをかけ、

系全体をデフォルト状態に戻そうといった目論見が、

たとえばストレスからの解放だったり、

良質な睡眠確保や、体内時計の維持やBCG接種にある――

といった指摘は、この自然免疫系維持に注視した理論に基づいているのです。

目次

生をめぐる雑文

新型コロナウイルス感染症

老いるということ

認知症

高齢者の終末期

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