心療内科であつかうのは “こころの病”です。なにかの心理的エピソードがあって急に社会生活に支障をきたすようになったケースが対象となります。
なおこれまでに精神科疾患を指摘されたことがある方は、心療内科でなく、精神科を受診してください。
過剰なストレスや環境の急激な変化が、身体症状として出てくる例があります。身体症状とは頭痛や下痢、胸の痛み、息苦しさ、皮膚の荒れ、月経不順、血圧上昇などが代表です。
これらの背景に心理的要素が深く関係している場合は心身症と呼ばれ、内科的アプローチとともに心療内科的アプローチを併用することで、症状改善が見込めます。
現代社会におけるキーワードは個性、こだわり、環境、関係性あたりでしょうか。
また仕事をしている方は、職場環境の変化や人間関係の悪化により職場に行けなくなることがあります。上記心身症のほか自然に涙が出てくる、無力感、消えたくなる気持ち、抑うつ気分、漠とした不安、不眠といった症状が、同時に出てくる場合が少なくありません。
これらとは別に、単に眠れない場合は不眠症や睡眠障害と呼ばれ、これらも心療内科の対象となります。症状としては寝つきが悪い、気づくといつまでも同じことを考えている、途中で目が覚めてしまい以後眠れない、朝を迎える前に目が覚めてしまうといった症状に代表されます。
なおいびきがひどいとの自覚があったり、他者から言われたことがある方は、睡眠時無呼吸症候群である可能性があります。
その場合は総合病院の耳鼻咽喉科や内科を受診してみてください。
からだの不具合を調整しながら緊張・不安の原因を分析し、一緒に改善していきましょう。