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浜辺の診療室から

搬送しない理由は、老衰
(最期をめぐって 第3回)

  • 高齢者の終末期

「家族からのクレームを恐れる」というときのクレームとは、どういった内容を想定すべきでしょうか。「病院に運んで処置してもらったが駄目でしたという事実が必要」との理由から、“急変したら、設備の整った病院で最善を尽くしてもらいたい。その努力を怠っていた”――あたりでしょうか。

一方で、すでにこと切れたご遺体に対して診断書を書くことはできない、といった救命センターの対応も記事には描かれていました。

 

 

救命センターに搬送する施設がある一方で、積極的に看取りをしている施設も少なくありません。

同記事から引用します。

 

岐阜県池田町の特別養護老人ホームサンビレッジ新生苑(えん)では、年間四十人ほどが亡くなるが、積極的にみとりを行っており、救急搬送はほぼゼロ。馬渕規嘉施設長によると、同苑がまず重視するのは、入所者や家族がどのような延命措置を望むのか、施設側が把握し、書面(事前指定書)にすることだ。次第に食事や水分摂取ができなくなり老衰状態になったお年寄りを、介護と看護チームと常勤医師がケアする。近隣病院から医師の応援もあるという。馬渕施設長は「老衰状態なのに119番すれば、救急病院で望まない延命治療を受けることになり、家族も『こんなはずじゃなかったのに』と感じてしまう。介護と医療と家族の連携が重要」と指摘する。

目次

認知症

高齢者の終末期

老いるということ

新型コロナウイルス感染症

心療内科

介護・医療・福祉の現場から

生をめぐる雑文

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