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浜辺の診療室から

雨の日と月曜日は  

  • 心療内科

今年の桜は開花が遅れたものの、

いっせいに開いたあとは低気圧のおかげで

満開のまま、どうにか枝にとどまっています。

春の天気はきまぐれとはいえ、

寒さが続いたぶん、桜を愛でる人たちにとっては

ありがたい話です。

そういえば、むかし

“雨の日と月曜日は”という曲がありました。

ポール・ウイリアムスとロジャー・ニコルスによって作られ、

カーペンターズが取り上げて有名になりました。

邦訳はこんな感じで始まります。

 

 ひとりごとをつぶやいては 年をとったなと思う

 ときには 投げ出してしまいたくなる

 なにかどうにも しっくりこなくて

 時間をもてあましては

 ただ しかめっ面をしているだけ……

 

 雨の日と月曜日は

 いつだって 気が滅入ってしまう

 こういう感じを むかしの人は

 ブルーな気分と呼んでいたのだろう

 間違っていることなんか どこにもないだろうに

 自分の居場所は ここじゃない気がする

 

 

天気が悪く、

しかも週明けの月曜日は、

気分がすぐれない人がたくさんいるようです。

日照時間が減ったり気圧が下がったりすることで、

副交感神経優位になるとか、

ヒスタミンやセロトニンといった

生理活性物質が過剰に産生されるために、

具合が悪くなるとの説明もあります。

しかし低気圧や天候不順が、体調不良をもたらす理由は、

依然として謎です。

 

ひとつだけわかっていることは個人差があること。

感受性の差といってもいいでしょう。

過敏だからこそ、気分変調や神経痛や喘息に悩まされるわけですが、

過敏な体質は、マイナス面だけでなく、

その人に宿った、ある種の感性として

別の恩恵をもたらしてくれるような気がします。

  

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