デパス(一般名:エチゾラム)はよくない薬だと知人から言われました。長年服用しているので心配です。
ホントのところはどうなんでしょうか?
- 心療内科
デパス(エチゾラム)についての悩みや相談は、いまでもよく受けます。皆さんがよく口にする理由の大半は、依存性にあります。理由は、作用時間が短いうえ、効果が中~強めだからです。
加えて、服用期間が長かったり、一日の使用量が多かったりすると、離脱症状が起きやすくなります。効果が続かないとの理由から一日量が徐々に増え、長きにわたって服用していた方が、さまざまな理由(友人や、一部の医療関係者からの指摘が多い)で減量したとき異様な症状に襲われた、というパターンが典型です。その結果、「やっぱりデパスは欠かせない。飲まないと不安で不安で仕方がない」といった依存状態に陥るわけです。
デパスの効能や、投与する人の考え方を理解した上で、それぞれの医師は投与しているはずです。
それでも疑問を感じたときは安易に減量や中止するのでなく、主治医に相談しましょう。