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浜辺の診療室から

認知症は進行するばかりで、一度発症したら治らないと聞きました。それでも治療する意味はあるのでしょうか?

認知症を治療する目的や意味は、少なくとも2つあります。
ひとつは、軽度の段階にある人をみつけ、発症を遅らせる治療や対症療法を開始することです。
もうひとつは、初期~中期にかけてみられる付帯症状(周辺症状やBPSDと呼ばれます)をコントロールすることで、負担を減らすことです。本人の負担もさることながら、家族や近隣住民といった周囲にいる人たちの負担を減らすことに意味があるのです。それができないと家族や近隣住民の精神的・肉体的疲労が募り、やがては認知症患者と距離を置くようになります。じゃま者扱いされるようになった患者は、もとより自活が困難な状態でしたから、ますます孤立していきます。

 

時間の流れが遅く、周囲もあくせくしないような生きかたをしている地域では、もの忘れが進んだ認知症患者でもゆったり生きられるといいます。きびしく非難することなく、叱責せず、凹まさない環境がいかに大事かを認識させられるエピソードです。

 

当診療所では、軽度の段階にある人から中期に進行している人に対応いたします。
隣接する特養シーサイド湯河原では、中期から高度に進んでしまった人の対応をしています。

 

 

目次

認知症

高齢者の終末期

老いるということ

新型コロナウイルス感染症

心療内科

介護・医療・福祉の現場から

生をめぐる雑文

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